【自作英文】Why do you let theachers of 〜の解説
さて、下記の呟きで書いた自作英文を解説していきます。
これも、前の呟き
同様に、「比較表現」を使っていますね。
では、今回は
- 何と何を比較しているのか
- 何について比較しているのか
- 何について言っている文章なのか
で解説していきます。
1. 何と何を比較しているのか。
この文章、以下の2点で比較表現がありますね。
- inferior to
- other than
まず、この文章はletを使ったSVOC構文になっているので、その補語にあたるinferior to のほうを解釈していきます。
OCを、S is Cに変えると以下のようになります。
・ Teachers of public school ・[is inferior to] ones of private in 〜.
これを見ると、同じ「Teachers」で「public school」のもとと「private」のものとを比較していることがわかります。そして、比較する点(2.)もきっちり書いてありますね。
ところで、「public school」って何かな?あまり聞いたことない言い回しですが。そして、「teachers of private」って?個人レッスン?いや、それならprivate teachersになるはず。privateは何を修飾しているんだろう。
と、ここで視点を比較元に戻すと、仕掛けが分かります。ああ、なるほど。「private school」ね。比較元の「public school」というのは、同じ「school」だから「private」でない普通のものに限定したかったわけですね。
と言うことで、展開するとこうなります。
・ Teachers of public school ・[is inferior to] teachers(<-ones) of private (school) in 〜.
2. 何について比較しているのか。
では、inferior to 〜 in 〜の、in以降を見ていきます。
any other than what to teach.
これも比較表現。
でも、inferior toに比べてシンプル。なぜなら、ここに来るのは「名詞(句)」しかないわけだから。
まぁ、常識的に考えて「teachers of private school」の方が「what to teach」において、「teachers of (public) school」よりも勝っているのは当たり前なのですが、これはそれを言っているわけではないようです。
any [other] [than] what to teach
ということで、「what to teach」以外の点でも比較しているんですね。
3. 何について言っている文章なのか
Why〜?と疑問文になっていますが、これは「いや、そんな理由はない。」「それはいけない」ということを言いたいんですね。
と言うことで、
「what to teach」以外の点においても「teachers of (public) school」が「teachers of private school」より劣るというのは問題だ
というところでしょうか。
s]
はい。何か忘れてますね。
多分、試験でこの英文が出てさっきのような訳をしたら0点でしょう。(文の大枠を踏み外しているので、部分点なし)
では、改めて文章を見てみると、
Why do you let teachers of public school inferior to 〜
と書いてあります。
もし、さっきの訳にしたいんだったら、呼びかける対象(主語)は「teachers of public school」になるはず。
ここで、呼びかけている対象はyou---つまり、「読み手/聞き手」か「聞き手を含む広い範囲」。
「読み手/聞き手」は「teachers of public school」に何かをする権利なんてないわけだから、この場合は「聞き手を含む広い範囲」ですね。
「聞き手を含む広い範囲」について問いかけているわけだから、これで問題としているのは「teachers of public school」(の資質)ではなく、「teachers of public school inferior to 〜」という状況を放置することということになります。