音ゲ人が見たギタドラ
はてなのブログを巡っていたら、こういう記事を発見しました。
自分が音ゲ人として見てちょっと感想を。
音ゲ人として同意できる点
1.企画が糞
まあ今まで散々言ってきたし、みんなわかってると思うので説明は不要かと(何
それは同意。
EX CHALLENGEからはじまって、これで4回目。
これは、.AKさんもご指摘になっています。
一番ひどいのがギタドタワー。
個人がいくらがんばっても、グループのマッチングによっては曲がいつまで経っても解禁されないし、ひどいときには折角解禁された曲が消えてしまうことも_ _)
ただ、ギタドチャンコに関してはかなり益なほうです。
プレイを繰り返していけばいいだけですし。そのところはIIDXと同じ。
ただ、今回は焦って曲を消化させている感じがあったところが残念。
ショップチャンコは配信曲をもう少し考えればよかったのにと言うところ。
例えば、ギタドチャンコ最終週の曲をランダムでもらえるとか。
3.カード使わないと何も解禁されない
IIDXやポップンは全解禁後はカード使わなくても全曲遊べるわけですが。ギタドラはカード使わないライトプレイヤーの存在を完全に無視している。
言われてみれば、これは確かに不思議。
「拡張キット」を買わなければe-Amusement非対応店舗では、データ的にも解禁は不可能らしいですね(@_@)
ポップンの場合は昔から、解禁専用コマンドがあったからこういう発想もあったのですがというところでしょうか。
e-Amusement非対応でも全解禁は是非ほしいところ。
6.新しいバージョンになっても、何も引き継ぎされない
クリアマークすら引き継がれないとかなめてるのかと。
わかっている人は、「カードを引き継ごう」とはしません。
さらに、「カードを引き継ぐと新作カードを使ったときの特典が貰えない」から「新作のカードを買わなければならない」。
これはギタドラだけ。
これも治してほしいところですね。
7.ソートが使いにくい
難易度別のソートが激しく使いづらいとの評判。あとフォルダ開いたときにカーソルが勝手に移動するので選曲ミスしやすい。
難易度別ソートが使いづらい原因は、「ソートされたはいいけど、インデックスのつけ方が「譜面難易度」である」点。
「愛のしるし」か「鬼姫」に合わせないと、インデックス(「BASIC」「ADVANCED」「EXTREME」)に到達しないのが…
難易度ソートをしたあと、「Lv.10〜Lv.19」「Lv.20〜Lv.29」…というカテゴリーを作ってくれればかなり楽。
「ポップンのソート方式を真似すればいいのに」と。
逆に、無駄なのは「バージョン別ソート」。
これは、完全にミドル・ヘビーユーザ専用かと。
ポップンのデフォルトソート方式がこれであるのは本当に迷惑。
8から少しはじめましたが、「9になって『(旧作の)この曲はこのバージョンに入っている』ということをいちいち覚えさせるのか」という感想。
ちなみに、ポップンに関してもう一つ難を言うと、『「曲選択のバナー」、「あいうえお順ソート」が「曲名」ではなく「ジャンル名」である』ところもなんとかしてほしい。
曲を同定するのは「曲名」であって、「ジャンル名」ではない。
過去、曲を探そうとしてこれが原因で何度時間切れになったか…(T_T)
音ゲ人としては反論すべきところがある点
2.客がプレーしたい曲をプレーさせようとしない
BLACK OUTが典型的な例。本来こういうライトプレイヤー向けの曲は最初からできるようにするべき。それなのに4ヶ月もプレーさせないという方針はどう考えても理解できない。
隠し曲って、そういうものじゃないかな;;;
むしろ、出したときの達成感を味わうべきかと。
しかも、BLACK OUTって果たして「ライトプレイヤー」向けなのかな???(?_?)
その曲を知っている時点で「音ゲーマー」のような…
5.基本的にコンボゲー
フルコン狙いのときとか、一回コンボ切れただけでやる気が失せる。
これは、むしろ「正しい作り」なのでは?
ギタドラのこのシステムがあるから「ここでミスをしやすいのか」というのが一目でわかって、「ではそれを解決するには」と攻略法を考えるようになる。
逆に、「じゃぁ、さらに得点を上げるには、グレートを削ってパーフェクトを増やそうか」というのは、「コンボを繋いだ後」に考えるべきことなのではないでしょうか?
やみくもに、グレ(グレート)削りのシステムを作っても最悪の場合、「曲はクリアできないけど、できるところだけならパーフェクト多い」という本末転倒な結果にw
そういう意味で、音ゲを上達したい人にはうってつけのシステムかと。
9.譜面にミスがある
特にVがひどい。ズレ譜面が軒並み変更(というか改悪)されてる。
あとV2で顕著に現れた重複ノーツ問題。特にあれだ、GFシナリオ緑のあれ。
何をどうやったら前作で直したはずのオブジェバグが次回作でそのまま復活するのかと。
どうみても手抜きです。
本当にありがとうございました
私にとっては「見方が逆」とも言えます。
ポップンとかIIDXの場合は基本的に「何でもあり」だから、たとえ「バグ」とか「ずれ」があっても気づかないのではないでしょうか。
現にあのXIAOこじまさん(大手ポップンコミュニティサイトの管理人さん)でさえ、「Custom-made Girl」の(明らかにバグ的な)フラムを、「そういう譜面仕様でないの?」とおっしゃる始末ですし。(もちろん、次回作で修正されましたよ。)
逆にギタドラは、「腕3本」とか変な「無茶譜面」を作れない、「仮にもバンドシミュレーション」だから判定は正確でなければ、という制約がある分、仮にそういうのが見つかったときに過敏な反応を示しているだけかと。
4.曲数が少ない上に、ジャンルの幅が狭い
収録曲の大半が似たようなジャンル。以前の作品の続編として作られた曲も多く、最近の作品では画一化がさらに加速している。
じゃぁ、「『ギター、ドラムが合うもの』で、新しいジャンルを開拓してみて」という話。
多分、開拓したところで「ギタドラには合わない」と言うのでは?
ただ、ボードが復活すれば新しいジャンルもありなのではというのもありますが。(ボード-ドラムセッション専用曲として)
8.難易度表記がめちゃくちゃ
ギタドラにおける難易度表記はスキルポイントと密接に関係しているので非常に重要。それなのにありえない数字が続出している。どうやったら裁きベース全般とか、あとCarnival Day黄ベが87とかになるのかと。
難易度表記については同意。ただ、論点がおかしい。
「スキルポイントと密接に関係しているので…」
難易度表記については、「スキルポイント」の制度が出る以前に言われていたこと。
難易度の見方は(繋ぎとか、クリアとか)見方を変えればどうとだって言えるから、議論してもほとんど「水掛け論」になりますが。
むしろ、「『水掛け論』になってしまうような難易度表記を使ってスキルポイントという制度を作り上げる」ことに挙げるべき。(論点が逆)
今のスキルポイントだって、自分から見れば「完全に技術をあらわす指標とはなりえていない」ことは過去に何度か別の場所で論じたこと。
それは、同じスキルでも「1000回プレイ」した人と、「11回プレイ」した人は全然違いますし。
ノンストップをスキル対象に入れたことで、だいぶましにはなって来ましたが。
多分、わかっている人にとってはギタドラの「スキルポイント」はIIDXの「DJポイント」同様「隠し曲を集めるためだけの点数集め」というコレクション的な要素しかないかと。どちらも、技術によって効率的に集められるか否かの違いで解禁の速度が違うだけであって。
ギタドラのほうには中途半端に「スキル」という名前をつけているから、ただの「コレクション的な」点数を大袈裟に捉えてしまう人がでてしまうのでは?
そう考えると、「スキルポイントという制度」自体を(名称も含めて)もう少し再考したほうがいいと思いますし、IIDXのDJポイントは「やればいずれ解禁される」という意味でよくできている制度だなぁとも思います。
最後に
10.そもそもスタッフに「作品に対する愛」がない
521 名前:爆音で名前が聞こえません[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 10:13:09 id:D7CCsidZ
「はー仕事だからやってっけどこんな偽物の楽器とか触りたくもねえよ」
みたいにギタドラを見てる気がするな、サウンドコンポーザー全員。
リアルドラマーとかがよくギタドラを馬鹿にする風に言うじゃない。
あんな感じなんじゃないかな、スタッフ間でも。
そりゃ大切なもの緑でも落ちるさ。
某スレッドからコピペした文章だけど、これがすべてを物語ってると思う。
はっきり言って、自分の生み出した作品を愛さない奴に、クリエイターをやる資格などないと思う。
実際そうなのかは謎ですが(核