Eternal Triangle〜旅立ち編〜
あらすじ(抜粋)
神に近い存在であり、地球を創った六人の博士がいました。
西暦49XX年、彼らは地球人に神器と呼ばれるブラックテクノロジーを与えました。
ヒトは、その技術を戦争に用いてしまったのです。
戦争はすぐに終結しましたが、それは同時に地球の最後でもありました。
六人の博士は滅びた地球を捨て、次なる星を創星するため宇宙へと旅たちました。地球が滅びてからおよそ2000年後─
遠い銀河系に地球とよく似た蒼くて美しい星『ラミアス』が存在しました。
彼らの目的は神の器と呼ばれる謎の計画を成し遂げること。
ラミアスも地球と同じ運命を辿ってしまうのでしょうか・・・
今、星の運命をかけた戦いが始まる─。
感想
このゲームは、いずれ公開されるゲームの「体験版」ではありますが、ボリュームがあってやりがいがあります。
キャラクターも性格付けがしっかりしていてお気に入りです。
本編での今後の展開も気になるところです(^_^)
システム的にはReal Time Barによる戦闘が何よりもよかったです。
アクティブターンとは違って、ターンが回ったときに他のキャラのゲージが待ってくれます。
(つまり、アクティブターンと単純ターンの中間みたいな感じ)
他もエターナルゲージ、ボーナスゲージなどゲージ周りのシステムが満載でした。
エターナルゲージを使った必殺技は圧巻です。
ただし、唯一にして最大の欠点は「ボーナスゲージ」です。
数回の戦闘でゲージが溜まると、「経験値1.2倍」、「所得金1.2倍」、「アイテム獲得率増加」のどれかがランダムでセットされ、ゲージ左下の数字が「0」から「1」になります。
この数字は一回の戦闘ごとに増加し、「5」、「10」でさらに「重ね掛け」することができます。
ゲージやカウンタは
- ゲームをどこかでセーブした後、そのセーブデータをロードする
- 敵からクリティカルヒットを喰らう
とリセットされるそうです。
しかし、「クリティカルヒットを喰らう」自体あまり起こることはなく、結局このゲームを最初から最後までほぼ全部繋がってしまいました。
そのときのカウンタは「110前後」。
そこまで6時間くらいノンストップです。土曜の夜からはじめたので、結局徹夜でした(@_@)
途中でセーブしてやめようにも、そこからロードして再開するとボーナスゲージが再び完全に溜まりきるまで20〜25回ほど戦闘をしなければなりません。たったの「1.2倍」にもかかわらず、この「0.2倍」はRPGにとっては大きいです。(経験値ために強い敵と戦う必要がなくなるので)
つまり、再開すると貯めなおしである体系であるにもかかわらず、「溜まりにくく、繋がりやすい」のです。
この意見を作者様にBBSで申し上げたら、「このゲージはやめる予定」とのこと。
ただ、このゲージ自体は非常に面白いものであるとは思いました。
本質的な問題は「電源断保証(再開時に同じ状態、もしくはそれに準じた状態にすること)」がないことです。
中途半端に「繋ぎやすい」状態にするからなかなか中断できないのです。
なにも、ボーナスが全部付いている「最高状態」が予選である必要はないと思います。1〜2個付いた段階で切れやすくなるような体系なら、価値はあるし面白くなると思われます。
改めて考えさせられるのは、この「電源断保証」。
今回は、たまたま時間があったから良かったものの、時間のない人にとっては「セーブ」(昔で言う「復活の呪文」)の存在は大きいです。
「やめたくてもやめられない」というストレスは実感しましたので、自分で作る場合は気をつけたいですね。
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