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先週の月曜日を以って約一ヶ月にわたるビジネスマナー研修が終了いたしました

そこで、今回はビジネスマナーとは少しかけ離れますが、マナーについてひとつ触れさせていただきたいと思います。

前菜→メインディッシュ→アントルメ→コーヒー

日本人にとって洋会席ほど厄介なものはないのではないでしょうか。
ナプキン、フィンガーボウルなど日本人が日常的には行なわないことが沢山あるからです。


中でも、厄介なものはナイフとフォークの使い方ではないでしょうか。
右のナイフを持って食べ物を一口切り、左手のフォークで食べ物を刺して口に運ぶ。
地味に難しいのがナイフ…
ではなく、フォークのほうです。
なぜなら、普段日本人は右手に箸---そして、左手にはお茶碗を持っていますね。つまり、普段食べ物を扱うときはたいてい「右手」で賄っているからです。
そこに普段使わない左手を使って食べ物を「刺して」、「押さえて」、「口に運ぶ」というのは違和感を感じざるを得ません。
この辺は何回も練習して慣れるしかないかもしれません。


それでも満足にナイフとフォークを使うことができない場合、
ウェイターにある一言をかければ、その状況は一発で解決されます。
しかし、この言葉はなぜか日本人はどうしても口にしようとしません。





















「すみません、をお願いします。」


簡単な言葉ですね。それでも、日本人はなぜかこれを口にすることをためらいます。
何故でしょう。






「こんな高級なところに箸が置いてあるはずがない。」とでもお思いなのでしょうか。
そんな筈はありません。
むしろ、高級なところほど他の文化についてはよく勉強して熟知しているので、「箸を置く」ぐらいのサービスはしています。
「会席の場で洋食を箸で食べたら失礼だ。」と言っても、慣れない物を使ってそこらじゅうに肉汁を飛ばしまわるほうがよっぽど失礼ではありませんか?
Do in Rome, As Romans Do. とは言え、日本人は箸で、インド人は手と言う風に慣れた方法でで食べても一向に構わないのです。
もちろん逆も然り。*1


「Can I have a chopstick, please.」
この一言を覚えてみてはいかがでしょうか。

*1:和食をナイフとフォークを使って食べても問題ないこと。